こんにちは。まごきょんです(*´ω`*)

前回のMy History|10|私の人生を変えたパソコンとの出会い で一旦私の生い立ちについてのお話に区切りをつけました。

が、ちょっと母のことで思い出した大切なことがあったので、番外編として綴ってみたいと思います。


昭和のおトイレ事情

綺麗な水と綺麗な黄色い花

生い立ちシリーズの最初の方では、かなり母の教育が厳しかったというお話をしてきました。

ですが一方で、母にはとても感謝していることがたくさんあります。


そのうちのひとつで、今でも覚えているエピソードをお話したいと思います。


私が産まれた年は、TVアニメのササエさんの放映がスタート。いわゆるバリバリの昭和時代です。

ですから小学校の頃の我が家のトイレは、まだボットン式。つまり汲み取り式だったんですね。(お食事中だったらごめんなさい^^;)

水洗トイレに改装したのは、たしか中学生の頃だったと思います。


そこで、ボットン式の場合はある程度溜まったら、当然のことながら汲み取りをしてもらわればなりません。


今でも、古い建物で工事をしていないお家は、ボットン式だったりしますよね。現在住んでいるところでも、そういうお家が何軒かあります。


ちなみに今住んでいるログハウスには、合併処理浄化槽と言って、トイレ、台所、お風呂などの生活雑排水を一緒に処理する浄化槽を入れています。


ウチから出ている生活排水は、この合併浄化槽でめっちゃ綺麗にして琵琶湖へ戻しているのです。そして、年に一度だけ、この浄化槽の中をすべて汲み取ってもらいお掃除してもらっています。


ちょっと話がそれたので、私が小学生の頃のお話に戻りますね。


そのおトイレの中身を回収してくれる車を汲み取り屋さんとか、バキュームカー屋さんとか言っていました。


・・・で、そのバキュームカーがやってくると、すぐに分かるわけです。


その鼻がもげそうな強烈な臭いで。


って、もともとは人間が出したモノ。誰かが処理しないと、困りますよね。その一番大変なお仕事を汲み取り屋さんが担ってくれているわけです。


そして、当時そのバキュームカーがやってくると、いつも母があることをしていました。


ねぎらいの気持ち

タバコ

汲み取り屋さんのおっちゃんに、母が必ず渡していたもの。


それは、1カートンのタバコです。


10箱のタバコだったんですね。もちろん、おっちゃんの好みの銘柄だったと思います。


いつもいつも、それは大変なお仕事をしてくれている、おっちゃんへの感謝の気持ち。もちろんお代は支払うけれど、それはバキュームカー会社へ行ってしまう。


せめてもの気持ちとして母は、毎回毎回かならずおっちゃんへタバコを渡していました。


それを見ていた私は、子供心ながら「なんかお母さんって、すごいな~」と感じ取っていたのです。だって、ダメと思っていても職業柄嫌がる人もいるじゃないですか。


でも、そのおっちゃんたちが働いてくれるからこそ、我が家のトイレが清潔を保っていられる。溢れずに済んでいるのです。


もし、代わりにやれ!と言われたら、できますか?ってことです。私たちができない仕事をやってくださっているのです。


「お金を払っているから、それでいいじゃないか」


では、済ませてはいけない、そんなねぎらいの気持ち、感謝の心を母から学びました。


(余談ですが、小さいころ、よくトイレが溢れそうになる悪夢を見ていました…汗)


これって返報性の原理?!

花ハート

おっちゃんだって、たかがタバコとはいえ1カートンも貰えたら、嫌な気はしませんよね。だって、しばらくは買わなくてすみますもん。

それに、感謝の気持ちだって伝わっているはずだし、気持よくお仕事してくれていたと思います。


ちなみに、人って何かの施しを受けると、お返しをしたくなる。という真理が働くんですね。それを「返報性の原理」と言ったりします。


相手にどんな意図があるにせよ、何かをもらったり親切を受けたりすると、

「お返ししなちゃ!」

と、思うのが普通。もらいっぱなしじゃ、なんか落ち着かないし申し訳ない気持ちになったり。


あと、ひねくれた考え方だと「相手に借りを作った」気分になる人も(´∀`;)


だったら、早めにお返しをしてスッキリしたいですよね。だから、おっちゃんも快く汲み取りにきてくれたのでしょう。


田舎暮らしは、いただきモノ天国

私が暮らしているところも、かなりの田舎です。と言うより別荘地なので、永住している世帯は少ないです。

で、地元の人や永住している人同士で、よくモノのやり取りが行われてます。


よくあるのが、たくさんできすぎちゃったからと野菜をいただくこと。


・・・と、今これを書いていたら、

「コンコン。」

「はーい。」

「たくさんできたから~!」


って、リアルにご近所さんからお野菜を頂いちゃいました~!なんちゅうタイミングの良さ!(*ノω・*)

いただいた立派なキュウリと茄子

おぉ♪立派なキュウリとナスビ!


これ、本当にありがたいんですよね。


そこでお返しですが、私がいつも持っていくのが、自家製のパン。


ホームベーカリーで焼いた、簡単なパンなんですが、オリジナルレシピなんでよく「お金払うから売ってくれ!」と言っていただくほど好評なんですよ。

おっと、これ自慢しているわけじゃなくて、それくらいしかお返しするものがなくて…。でも、こういうのって気持ちですからね。


おそらく母は、「返報性の原理」なんぞ知りもしなかったと思います。でも、そういう行動をしょっちゅう、しかも普通にさりげなくやっていました。

それを幼少期から見て育った私は、やっぱりいただいた好意には、必ずお返しをしないと。と刷り込まれているわけです。


そして、自分でビジネスをするようになって「返報性の原理」という心理があると知り、すっごく腑に落ちたということでした(●´ω`●)



* * * * *

ごく普通のサラリーマンとごく普通の兼業主婦だった30代の夫婦。

土地なし資金なしコネなしから、夢だったログハウスをハーフセルフビルドすることに成功。

その後すぐに子どもに恵まれ、出産を機に自然豊かな移住先で起業。

10年以上たった40代の今現在でも、雇用されることなく好きなことを仕事として、愛する家族と琵琶湖を望むログハウスで過ごす時間がたっぷりある。

その理由とは…。

動画で私自身が語っています(●´ω`●)↓

  • 田舎で暮らしたい!
  • 環境の良い土地へ移住したい!
  • ライフスタイルを変えたい!
  • 好きなことを仕事にしたい!
  • 理想のマイホームを建てたい!
  • 家族仲良く暮らしたい!
  • 夫婦関係を良くしたい!
  • もっと健康になりたい!
  • もう少しお金に余裕が欲しい!